アナログをデジタルに
そもそも、音声などの信号は、アナログ信号です。これをコンピュータや電子回路で扱うには、アナログ信号をデジタル信号に変換する処理をしなければなりません。
この処理をアナログ-デジタル変換(A/D変換)といいます。
A/D変換では、アナログ信号の波は連続しているので、それを一定の時間間隔で区切ります。それを標本化(サンプリング)といいます。
次に、そのようにして、刻んだ一つ一つを整数の数値に置き換えます。
それを量子化といいます。
デジタル化した数値が、どのくらい元のアナログ信号に近づけられるかで、音質が決まります。
PCM
A/D変換によって、数値化された信号を0と1の二つの数字に置き換えます。
その0と1の数値を送受信する方式を「パルス符号変調」といいます。
パルス符号変調は、PCMという事もあります。
PCMは、「Pulse Code Modulation」のことです。
PCMでは、大容量のデータを効率よく伝送でき、かつ、雑音も少ないので、CDやDVDなどの記録メディアの音声や画像記録の方式に使われたり、電話網やインターネットといった通信の分野で広く利用されています。
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