加入者線
固定電話では、電気信号に変換された音声は電話線を通って送られていきます。 電話機から伸びた電話線は、電話局の交換機に繋がっています。
電話線と一口に言っても、敷設された場所や果たす機能によって名前が異なります。
固定電話の電話機から、電話局の交換機までの回線を加入者線といい、この加入者線が、途中の経路で名前を変えることになります。
まず、固定電話機には、モジュラージャックというコネクタがあります。
そのコネクタにモジュラーケーブルを差し込みます。
モジュラーケーブルは、外側の絶縁体の中に、よりあわせた2本の銅線が入っています。
モジュラーケーブルは、ペア線ともいいます。
モジュラーケーブルは、屋外、大抵は外壁に取り付けてある保安器に繋がっています。
保安器は、落雷などによる強力な電磁波から、宅内の電話機などを保護するために取り付けられています。
保安器から出た電話線は、電柱に取り付けてある端子函に接続されます。 この保安器と端子函を繋ぐ電話線を、引き落としケーブルといいます。
端子函は、複数の固定電話からの回線をまとめています。
端子函から始まって電柱に敷設されているケーブルを、架空ケーブルといいます。
