通信を利用する機器とその仕組み

現在までの通信技術のあゆみ

電話機

通信といって私たちが身近に思い浮かべるものは電話、インターネット、
スマホでLINEなんていうのもありますね。

現在の通信手段がなかったはるか昔には音、煙、光などで表現していたのです。

160年以上前に電信が実用化して以来、電気通信は新技術や発明で劇的な進化を続けています。

私たち一般ユーザー以外に、航空機の航行、気象衛星、電波天文などにも大きく貢献しています。

通信が始まった時代からの通信の歴史と現代の通信技術のさまざまな種類や原理を紹介します。

昔の伝達方法

太鼓

通信の起源は煙で危険を知らせたりメッセージを送ったりしていた原始時代からの狼煙ではないかといわれています。

その他、石や木で一定のリズムで叩いて知らせる手段であったり、
古代エジプトやローマ帝国では伝書鳩を使ったり書簡のやり取りがあった
そうです。

通信って大昔から生活には欠かせないものだったのですね。
そして人類が工夫してどんどん進化を遂げたのですね。

狼煙や太鼓などの通信はなんとなく漠然で、
何を伝えたいのかとりあえず危険などを知らせる
一方通行のような通信方法ですよね。

相手が視界に入らない声も届かないところへ
メッセージを届けたいという欲求から生まれた通信が「腕木通信」ではないでしょうか。

有線から無線へ

黒船

最新の技術によって敷設されている印象の海底ケーブルですが、実は、世界で最初の海底ケーブルが敷設されたのは、なんと1851年のことです。

グラハム・ベルが電話の特許を取得したのが1876年なので、
この海底ケーブルは、電話用ではなく、モールス信号などの電信用でした。

ただし、敷設そのものは成功したものの、1日で切れてしまうなど、苦労が
絶えなかったようです。

ちなみに、1851年といえば、日本はまだ
江戸時代で、ペリーの黒船来航がこの2年後の1853年ですから、当時の日本人には海底ケーブルなど理解し難いことだったでしょう。

日本に最初の海底ケーブルが敷設されたのは意外に早く、1871年で、デンマークによって長崎~上海と上海~ウラジオストックに敷設されました。

その後20世紀初めから無線による電信が発明されます。
最初はモールス符号によるものでした。

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